■ダイエットのためにスイミング利用のススメ
ダイエットには有酸素運動が効果がありますが、そのなかでも最もカロリー消費の高い有酸素運動がスイミングです。クロールで泳いだ場合、30分あたりのカロリー消費は男性で239kcal、女性で191kcalになります。ウォーキングのカロリー消費が男性で85kcal、女性で68kcalですから、ダイエット効果の高い運動であることが分かります。
また浮力のある水の中での運動なのでヒザや腰への負担も軽く、ケガをする心配がありません。腰痛などの持病を持っている人でも無理なくできる運動です。スイミングは全身運動なので全身にバランスよく筋肉がつきます。
また筋肉がつくことによって基礎代謝が上がり、太りにくい身体になります。
スイミングでダイエットをする場合、もっとも効果的な方法はゆっくり長く泳ぐことです。有酸素運動は継続的な運動を長時間しないと効果がありません。全力で泳いでから休んで、また全力で泳ぐのを繰り返していたら無酸素運動になります。
無酸素運動は筋肉はつきますが、高いダイエット効果は期待できません。クロールでゆっくり長い距離を泳ぐコツは、まず水に浮かんで蹴伸びの姿勢を意識しながら、ゆっくり腕を動かして泳ぐことです。
バタ足は体力を消耗しやすいので、1ストローク2ビートで身体を浮かせる目的でキックすれば良いです。息継ぎは筋力のバランスを考えて左右両方でするのが理想です。長い距離が泳げないという人は、まず25mや50mくらいの短い距離を何本も泳ぐことから始めてみると良いです。
慣れてきたら休憩の時間を短くしたり泳ぐ距離を伸ばしていけば、徐々に長い距離が泳げるようになります。スイミングでダイエットをする場合、まず大前提になることは泳げることです。泳げない人はスイミングスクールに通って、まず泳ぎ方を学ぶ必要があります。