脂肪吸引後、患部を中心に広がる内出血について

脂肪吸引手術を受けると、どうしても皮膚細胞や脂肪細胞周辺にあるその他の組織にも傷がつくなどのダメージが加わります。すると、毛細血管が傷ついてしまうため、皮膚表面に内出血が現れてしまうのです。内出血の程度は手術の範囲や体質などによって個人差が生まれますが、時間の経過と共に徐々に改善されていく症状でもあります。

手術後の症状・内出血について

脂肪吸引の手術後に起こる症状の一つが、皮膚に赤黒く広がる「内出血」です。時間の経過と共に改善されていく症状ではありますが、始めて施術を受けた方などはその見た目のひどさに、驚いてしまう人も少なくはありません。

どうして内出血は起こってしまうの?

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脂肪吸引は、皮膚の切開を必要とする手術です。また、脂肪を吸引する際に他の周辺組織にも、傷など少なからずダメージを与えてしまう場合があります。その刺激で毛細血管が傷つき出血してしまうため、手術後に内出血の症状が現れてしまうのです。現れ方の度合いは手術の範囲や体質などによって異なりますが、手術直後から患部周辺に赤黒い痣のように広がります。時間の経過と共に赤黒い痣の周囲が段々と黄色っぽく変色していき、やがて消滅していきます。

脂肪吸引手術後に行う圧迫ケアは、内出血が広がっていくのを抑える効果があります。患部を圧迫していくことで、手術によりダメージを受けた毛細血管や細胞の回復を促進し、内出血の悪化を防ぐことができます。ですので、内出血の症状がある間は、圧迫ケアを続けていくことがおすすめとなります。手術の範囲が広いほど内出血も広範囲に及びますが、徐々に改善されていきますので焦らずにケアを続けていくことが、結果的に回復を早めることになります。

傷ついた毛細血管や細胞の回復を促すためには、必要な酸素や栄養を傷ついた細胞に届けてあげる必要があります。ですので、内出血の改善を助けてあげるためには、血行を良くしてあげることも有効なケア方法となります。なるべく患部を中心に体を冷やさないようにし、マッサージなども血行促進におすすめのケアです。ただし、まだ体がデリケートな術後すぐなどは、急激な温度変化や強い刺激はかえって内出血をひどくしてしまうので、注意が必要です。

内出血は時間の経過と共に自然と改善される症状ですが、その反面改善を早めるのはなかなか難しい症状でもあります。脂肪吸引での内出血を完全になくすというのは無理のようですが、少なくするためのひと工夫として肌や組織へのダメージの少ない施術を選ぶ、というのが最も確実な方法と言えるかもしれません。例えば、シリンジ法のように皮膚の切開がなく吸引する力があまり強くない脂肪吸引では、カニューレを使った脂肪吸引よりも術後の内出血が少ないと言われています。

総括

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脂肪吸引手術後の内出血というのは、脂肪吸引が手術である限り避けられないことのようです。消えるとはいえあの赤黒い状態は、そのまま後になって残ってしまうのではないかという不安を持つのに十分なインパクトがありますよね。もちろん、内出血は医師の技量によってひどいひどくないがありますのでそもそも内出血を少なくするためにもクリニック選びが重要です。本サイトで紹介しているブログを見て納得のいくクリニックを見つけてみましょう。

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