脂肪吸引後の死亡リスクについて

脂肪吸引を受けるにあたって、一番心配されているのが手術を受けたことによる死亡事故ではないでしょうか。過去に大手のクリニックでそういった事例が報告されていることもあることから、それを理由に、脂肪吸引に対して極端な不信感を持っている人も少なくはありません。最近の脂肪吸引手術による死亡リスク事情を明らかにします。

死亡事故が起こる可能性のある要因と回避法

死亡事故が起こる可能性のある要因と回避法

基本的に現在の脂肪吸引は、技術的に確立されている手術なので、経験豊富な医師によって行われるものであれば、死亡事故につながるようなことはまずないと考えても良いそうです。ただ、だからと言って全く起こらないものとするのは、元々少ないリスクであった死亡事故の確率を上げてしまうことになってしまうかもしれません。どんな要因が手術中に加わると、死亡事故のリスクが高まってしまうのかを知ることで、リスクからの回避を行いましょう。

麻酔による事故の可能性

死亡事故が起きてしまうかもしれない要因として、「麻酔」の危険性を挙げることが出来ます。脂肪吸引の手術は部位にもよりますが、局所麻酔での手術は難しいとされています。そのため、静脈麻酔か硬膜外痲酔を使用する事が多い。硬膜外痲酔は死亡事故に繋がる危険性は少ないが、痲酔施行時の痛みや恐怖感が強く、患者側には負担が大きい。又、硬膜外痲酔の失敗例として、硬膜外を破ってしまうというリスクがあります。破ってしまった場合、生死関わる問題にはならないのですが、1ヶ月ほど酷い頭痛に悩まされます。専門の麻酔科医が行なっても、絶対に破らないという保証はありません。破ってしまった場合は、基本は入院管理が必要なので、本来入院施設のおかない美容外科の領域では行なうべきではないのかもしれません。静脈麻酔の場合は、患者側の負担は非常に少ないのですが、手術中の呼吸抑制があるため、経験の少ない医師が行なえば、事故に繋がる可能性もないとはいえない。ただし、最近では痲酔剤も進歩し、呼吸抑制のない静脈麻酔薬も出ている。プレセデックスという薬剤は最新の薬剤で、この薬剤は呼吸抑制もなく、非常に安定して痲酔がかけられるため、安全性なども非常に進歩している。プレセデックスは高価な薬剤になるため、使用しているクリニックは限られるが、安全性の為にも、確認してみては。

脂肪の取りすぎと医師の未熟さによる事故の可能性

脂肪吸引のリスクの一つに、脂肪塞栓というものがあります。これは吸引した際に、脂肪が血管につまり、最悪死亡してしまうというものである。このリスクは技術的な問題でなく、極めて稀に起こる防ぎようのない合併症という医師もいるが、そうではないようである。大量の脂肪を一度に吸引すると、脂肪の代誤以上が起こり、血管内に脂肪滴が発生し、それが血管内に詰まるというのが最近の学説のようである。すなわち、大量の脂肪吸引を一度に行う事で,起こりえるものであるとされている。よく、全身の脂肪吸引一度に行えますという広告も目にしますが、これに関しては非常に危険といえるでしょう。こういったことを行なって事故が起きないとするなら,逆に言うとほとんど脂肪をとっていないという事にもなります。全身を行なっても、少しづつしかとらなければ、大量脂肪吸引にはなりません。ただし、これではやる意味がないですね。なんにせよ、上記のような宣伝には気をつけたほうが良いでしょう。全身を希望される方でも、安全に計画的に行なってくれるクリニックを探してください。

医師の未熟な技術

以前ニュースで報道された脂肪事故に関しては、お腹の脂肪吸引の際に、内臓を損傷していたというものです。これは、通常では考えられない医療ミスではあるようです。 気をつけた方が良いのは、経験の浅い医師が、ドンドン手術しているような大手のクリニックです。ィンターネットで「美容外科×医師求人」などと検索してみてください。未経験の医師が年収何千万という給料で募集されております。未経験の何も出来ない医師が,年収何千万ってどういうことでしょう?ちょっと怖いですね。

総括

脂肪吸引による死亡事故の報告はありますが,ほとんどが、同じクリニックで起きているようです。利益追求のあまり医師の指導体制が粗雑になり、起きてしまっているような気がします。 しっかり行なっているクリニックからすると、このような報道で脂肪吸引イメージが誤解される為、困惑しているようです。 なんにせよ、本当に信頼のおけるクリニックや医師を選ぶことを心からお勧めしますので、ブログを読んでしっかり選んでください。

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