■ダイエットに炭水化物はNG?


炭水化物が分解された状態である糖質というのは、脳の唯一の栄養素です。炭水化物を全くとらない状態を続ければ脳が正常に機能せず、ぼーっとしたり集中力が低下して無気力になってしまう心配もあるし、肝臓に負担をかけることにもなってしまいます。

そんな風にならないためには炭水化物を全くとらないのではなく、炭水化物があまり含まれていない食事内容にしたり、量を減らしたりする低炭水化物ダイエットというのがオススメです

このダイエット方法の最も大きなメリットとしては、炭水化物の量さえ気を付けていれば肉や魚なども食べられるし、その他には制限などがあまりないということです。もちろん、制限がないとは言っても量のとり過ぎはNGです。

低炭水化物ダイエットを実施する場合には、夜の炭水化物を減らすことが成功のカギになります。睡眠中は脳が昼間のように活発に活動することはないので、エネルギーの消費量そのものが少なくなります。その代わり朝や昼は、身体的な活動も脳の活動も活発になります。

そのため朝食や昼食には無理に炭水化物を減らさず、通常通りに食べたほうが脳に栄養が補給されるので仕事も勉強も効率が良くなります。ただし低炭水化物ダイエットを始めると、普段よりもタンパク質や脂質の摂取量が増えやすくなります。

そのため、この方法はコレステロール値が高い人には不向きな方法です。また空腹感によるストレスで、必要以上に間食したり食べ過ぎてしまうことが多いのも要注意です。

便秘になりやすいのも注意が必要で、食物繊維を多く含む野菜などをたっぷりとバランスよく食べるのが大切です。自分の体調をきちんと把握し、自分に合ったダイエット方法を行うことが健康的に美しく痩せるためのポイントです。